『ライブレボリューション』という社名に込められた想い
2000年3月、当時大和証券に勤めていた私は、アメリカから帰ってきたばかりの高木誠司(現在、ライブレボリューションの取締役であり創業者の一人)と出会いました。
帰国した直後、ある一冊の本を手にした高木は、そこに書かれていた内容に感銘を受けたと言います。それは、偶然にも私が出版のお手伝いをしていたネットベンチャーに関する本でした。その本の「あとがき」に載っていた私の名前を見つけた高木は、早速私に面会を求めてきたのです。
私は、高木の友人が住んでいるという半蔵門のマンションの一室で彼と面会しました。高木の第一印象は『野生児』です。まさに「アメリカ帰り」といわんばかりのくだけた口調で、フランクな感じでした。
ところが、人は見かけによらないとよく言います。高木もそんな人間の一人でした。彼は、慶應義塾大学を卒業後、野村證券に入社し、そこで営業の経験を積みました。一年で同社を退職した後はアメリカに渡り、CPA(米国公認会計士)の資格を取得してから日本に戻ってきました。折しも、日本のネットバブルのさなかの頃でした。
そんな高木から、初対面にもかかわらず次のようなセリフが飛び出しました。
「僕の社長になるのは、あなたしかいない」
私はとても驚きました。初めて会ったばかりなのです。高木は、私がお手伝いをした本 を読んだときから、私を社長にすると決めていたと言います。
実をいうと、このときの私はまだ、起業することを決めていたわけではありません。しかし、初対面とは思えないほど起業に関する話題で盛り上がりました。そして話の流れから、早くも「社名を決めよう」ということになったのです。時計の針はすでに午前4時をまわっていました。
「あれでもない、これでもない」
高木は、「SONY のようなアルファベットを組み合わせた短い社名がいい」と言っていました。しかし、私はそういった案には賛同しませんでした。なぜなら、私には社名に対する確固たる考えを持っていたからです。そうして、空が白み始めた頃、私は「ライブレボリューション」という社名を提案しました。
「レボリューション(革命)」という言葉には「主権の移動」という意味があります。「専制君主の下で生活していた国民が革命を起こして、主権を手にする」といった具合です。当時の私には、自分の人生を主体的に生きているのかどうかに迷いがありました。
「人生の主権を自らの手に取り戻さなければならない」
そう思った私は、「ライブレボリューション」を「人生革命」と定義し、この社名に「私たちとかかわるすべての人たちの人生革命に寄与したい」という想いを込めました。
私の社名へのこだわりは、その会社で働くメンバーが創業時の想いを日々忘れないように、「いつまでも変わらぬ価値観を社名に込める」というものでした。自己紹介の際に、「ライブレボリューションの」と口にするたびに、「私たちとかかわるすべての人たちの人生革命に寄与したい」という想いを思い出せるようにしたかったのです。
よく「社名=自社のサービス」という会社を見かけます。会社やサービスの立ち上げ時のブランディングコストを重視すれば、おそらくこのほうがよいでしょう。しかし、私は人生をかけて会社を経営していこうと考えていましたから、「社名=自社のサービス」といった安易なネーミングは絶対にしないと心に決めていました。なぜなら、長期的に見ると、全く別のサービスに転換したり、別のサービスも同時に手がけたり、手がけたサービスの評判が下がったりしたときに困ることになるからです。
レコードがCDに置き換わったように、製品やサービスには寿命があります。そんな「プロダクト・ライフサイクル理論」の観点から見ても、社名にサービス名をつけてしまうなんてことは考えられませんでした。同様な観点から、社名に「事業名」や「産業名」をつけることもありえないことでした。私は、自ら創業した会社がいつまでも永続することを前提に社名をつけようと思っていたのです。
2000年8月8日、ライブレボリューションを設立しました。当時の私は26歳です。
一緒に会社を立ち上げた高木は24歳でした。
あれから約7年の時が流れ、当初予想したとおりライブレボリューションは「コンサルティング事業」、「インターネット広告代理店事業」、そして現在の「モバイル広告代理店事業」へと事業の転換を経験してきました。
ライブレボリューションは「人生革命」を意味していますから、私たちは自らの生き方を積極的に変えていこうとする姿勢を大切にしています。もっといえば、そうするべきだと考えています。なぜならば、それが成長につながるからです。
「世の中の変化に適応するだけでなく、自ら変化を生み出さなければならない」
自分たちの意思とはかかわりなく、世の中は常に変化しています。あなたが今、この文章の一節を読んでいる間も。
刻一刻と変化する環境に対して、私たちは常に適応してゆかなければなりません。しかし、ビジネスの世界でトップに立つには、一歩先行くサービスを提供する必要があります。そのためには、世の中の変化に適応するだけでなく、自ら変化を生み出さなければならないのです。
私は、変化していくことをDNAとして組み込まれたライブレボリューションであるならば、これからもずっと、自らを変化させ、自ら変化を生み出し続けてゆくものと確信しています。
帰国した直後、ある一冊の本を手にした高木は、そこに書かれていた内容に感銘を受けたと言います。それは、偶然にも私が出版のお手伝いをしていたネットベンチャーに関する本でした。その本の「あとがき」に載っていた私の名前を見つけた高木は、早速私に面会を求めてきたのです。
私は、高木の友人が住んでいるという半蔵門のマンションの一室で彼と面会しました。高木の第一印象は『野生児』です。まさに「アメリカ帰り」といわんばかりのくだけた口調で、フランクな感じでした。
ところが、人は見かけによらないとよく言います。高木もそんな人間の一人でした。彼は、慶應義塾大学を卒業後、野村證券に入社し、そこで営業の経験を積みました。一年で同社を退職した後はアメリカに渡り、CPA(米国公認会計士)の資格を取得してから日本に戻ってきました。折しも、日本のネットバブルのさなかの頃でした。
そんな高木から、初対面にもかかわらず次のようなセリフが飛び出しました。
「僕の社長になるのは、あなたしかいない」
私はとても驚きました。初めて会ったばかりなのです。高木は、私がお手伝いをした本 を読んだときから、私を社長にすると決めていたと言います。
実をいうと、このときの私はまだ、起業することを決めていたわけではありません。しかし、初対面とは思えないほど起業に関する話題で盛り上がりました。そして話の流れから、早くも「社名を決めよう」ということになったのです。時計の針はすでに午前4時をまわっていました。
「あれでもない、これでもない」
高木は、「SONY のようなアルファベットを組み合わせた短い社名がいい」と言っていました。しかし、私はそういった案には賛同しませんでした。なぜなら、私には社名に対する確固たる考えを持っていたからです。そうして、空が白み始めた頃、私は「ライブレボリューション」という社名を提案しました。
「レボリューション(革命)」という言葉には「主権の移動」という意味があります。「専制君主の下で生活していた国民が革命を起こして、主権を手にする」といった具合です。当時の私には、自分の人生を主体的に生きているのかどうかに迷いがありました。
「人生の主権を自らの手に取り戻さなければならない」
そう思った私は、「ライブレボリューション」を「人生革命」と定義し、この社名に「私たちとかかわるすべての人たちの人生革命に寄与したい」という想いを込めました。
私の社名へのこだわりは、その会社で働くメンバーが創業時の想いを日々忘れないように、「いつまでも変わらぬ価値観を社名に込める」というものでした。自己紹介の際に、「ライブレボリューションの」と口にするたびに、「私たちとかかわるすべての人たちの人生革命に寄与したい」という想いを思い出せるようにしたかったのです。
よく「社名=自社のサービス」という会社を見かけます。会社やサービスの立ち上げ時のブランディングコストを重視すれば、おそらくこのほうがよいでしょう。しかし、私は人生をかけて会社を経営していこうと考えていましたから、「社名=自社のサービス」といった安易なネーミングは絶対にしないと心に決めていました。なぜなら、長期的に見ると、全く別のサービスに転換したり、別のサービスも同時に手がけたり、手がけたサービスの評判が下がったりしたときに困ることになるからです。
レコードがCDに置き換わったように、製品やサービスには寿命があります。そんな「プロダクト・ライフサイクル理論」の観点から見ても、社名にサービス名をつけてしまうなんてことは考えられませんでした。同様な観点から、社名に「事業名」や「産業名」をつけることもありえないことでした。私は、自ら創業した会社がいつまでも永続することを前提に社名をつけようと思っていたのです。
2000年8月8日、ライブレボリューションを設立しました。当時の私は26歳です。
一緒に会社を立ち上げた高木は24歳でした。
あれから約7年の時が流れ、当初予想したとおりライブレボリューションは「コンサルティング事業」、「インターネット広告代理店事業」、そして現在の「モバイル広告代理店事業」へと事業の転換を経験してきました。
ライブレボリューションは「人生革命」を意味していますから、私たちは自らの生き方を積極的に変えていこうとする姿勢を大切にしています。もっといえば、そうするべきだと考えています。なぜならば、それが成長につながるからです。
「世の中の変化に適応するだけでなく、自ら変化を生み出さなければならない」
自分たちの意思とはかかわりなく、世の中は常に変化しています。あなたが今、この文章の一節を読んでいる間も。
刻一刻と変化する環境に対して、私たちは常に適応してゆかなければなりません。しかし、ビジネスの世界でトップに立つには、一歩先行くサービスを提供する必要があります。そのためには、世の中の変化に適応するだけでなく、自ら変化を生み出さなければならないのです。
私は、変化していくことをDNAとして組み込まれたライブレボリューションであるならば、これからもずっと、自らを変化させ、自ら変化を生み出し続けてゆくものと確信しています。



