『LR HEART』とは
 ライブレボリューションは創業以来、ずっと成長を続けてきました。直近でいえば、2004年の年商が3億8000万円、2005年は7億1000万円、そして2006年においては17億円となっています。

  この成長を支えているのは、ライブレボリューションの価値観、ビジョン、経営理念等をまとめた『LR HEART』というカードでしょう。そして、ライブレボリューションの魅力もまた『LR HEART』によるところが大きいと思います。

  『LR HEART』は会社の設立時から存在していたのではありません。これが生まれたのは2005年の4月です。

  「価値観などをまとめたカードを作ろう」

  私がこのように考えるようになったのは、「ザ・リッツ・カールトン・ホテル(以下、リッツ・カールトン)」について書かれた本を読んだことがきっかけでした。ご存知のようにリッツ・カールトンは世界的に有名な超高級ホテルです。2005年2月6日にその本を読んだ私は、リッツ・カールトンの成功が同ホテルの信条をまとめた『クレドカード』にあることを知りました。

 いてもたってもいられなくなった私は、早速その日のうちに「ザ・リッツ・カールトン大阪」(以下、リッツ・カールトン大阪)宛てにメールを書きました。

  「御社の『クレドカード』をいただきたいのですが」

  すると2日後に返事が来ました。ご快諾いただけただけでなく、人事部長さまから直々に『クレドカード』についてレクチャーを受けられるとのことでした。

  同年3月9日、私はリッツ・カールトン大阪を訪れます。

  私が本当に幸運だったのは、『クレドカード』をいただく際に、その人事部長さまからマン・ツー・マンで、1時間半も『クレドカード』やその浸透のさせ方について教えていただけたことです。

  おそらく、本気でリッツ・カールトンの『クレドカード』と同様のものを創ろうと思うと、半年くらいはかかるでしょう。しかし、私はそれを一ヶ月弱で作り上げました。それができた秘密は、私が起業してから毎日欠かさず綴っていた日記を参考にしたからです。

  私の場合、日記は電子メールで書いており、デジタルデータとして残してあります。ですから、必要な文章や言葉を探すのも、検索すれば短時間で見つけることができますし、コピーするのも簡単なのです。趣味の読書を通じて「いいな」と思った文章や言葉を電子メールの日記に書き写していたおかげで、思いのほか短期間で作ることができたわけです。

  大阪から東京に帰ってきた私は、早速「ライブレボリューションの経営において大切なこと」を洗いだし、日記から大量の文章や言葉を抜き出しました。これだけでも随分と大変な作業でした。

  『LR HEART』を実施したのは4月4日です。リッツ・カールトン大阪を訪れてから一ヶ月も経っていません。

  カードの紙質は、リッツ・カールトンの『クレドカード』と同じですが、分量は倍になりました。八つ折にすると名刺大になります。当然、その中に記されている内容は、完全にライブレボリューションのオリジナルなもので、『クレドカード』に書かれている文章と同じものは一つもありません。

  『LR HEART』には「メンバーへの約束」「経営理念」「基本原則」「宇宙一へのコンセプト」といった価値観や行動指針が記されています。その内容については、どんな業種や職種にでも通用するものばかりが並んでいます。人としてあたりまえのことが書かれているだけです。とはいえ、それらの内容は、ライブレボリューション特有の言葉で表現されています。この点が社内のメンバーの『LR HEART』に対する「愛着」と、世間においての「存在感」につながっています。

  ある講演会で講師としてお話させていただいた後、主催者の方から次のようなメールを頂戴しました。

  「リッツ・カールトンのクレドカードは有名ですし、既にその内容も知っていました。いつかはこのようなクレドカードを作りたいと思っていましたが、そのリッツ・カールトンのクレドカードを上回るものを拝見したことが、最も大きなショックでした」

  『LR HEART』を作ってから三年も経っていないわけですが、ライブレボリューションの年商は、3億8000万円から17億円まで伸びました。さらにその間には、独創的な制度や文化がいくつも生み出されました。それらは『LR HEART』が原点になっています。なぜならば、実現したことはすべて、2005年4月の時点で私が「理想」として『LR HEART』に書き込んでおいたものだったからです。この期間を共に過ごしたメンバーで あれば、そのことをよく知っているのではないでしょうか。

  私はこれからも『LR HEART』に沿って経営を続けていきたいと思っています。