3.壮大なビジョンに人は集まる ― 目指すは「宇宙一の企業」となること
宇宙一愛される企業
 「人は考えたことしか実現できない」

  これは私の持論です。人は、自分が考えたこと以上のことはできませんし、自分が考えたとおりの人間になります。だから、今の自分は過去に自分が考えた姿を反映しています。

  「人は夢に謙虚すぎる」

  これも私の持論です。人は誰しも、自由に夢を見る権利を持っています。

  大学生向けに講演をさせていただいた際、「あなたはどれくらいの財産を作りたいですか」と質問してみたところ、「3000万円くらいです」という答えが返ってきました。続けて何人かに同じ質問をしてみたのですが、1億円レベルはごく稀で、5億円レベルというとまずいません。おそらく、想像ができない金額なのでしょう。これが社会人向けの講演ですと10億円くらいまでは出てきます。ところが、100億円を超える人には出会ったことがありません。仕事で100億円以上の金額を扱っている人もいたはずです。ところが、それがいざ自分の財産となると、とたんに謙虚になってしまいます。

  銀行に勤めている私の友人から、かつてこんな話を聞きました。

  「外線にかかってきた電話を取ると、お婆さんから『私の口座の残高を調べてください』と頼まれた。そこで、残高を答えるために桁を数えていて驚いた。その口座には兆円単位でお金が入っていたんだ」

  お婆さんの口座に入っていたお金が、一体何代かけて貯められたものなのかはわかりませんが「人間、やればできるんだな」と思いました。

  そこで私もとりあえず、10兆円ほど貯めることにしました。これでも謙虚な額だと思います。1000兆円という目標を掲げてもよかったのですから(笑)。

  どうせ目標を立てるなら高いほうがいいですし、どうせ夢を見るなら大きいほうがいいと思います。別に、夢をお金に結び付けて考える必要はありません。自分が最高だと心の底から感じられるものを目指せばいいのです。ノーベル賞を目指したり、世界平和を願ったりするのもいいと思います。人は考えたことしか実現できません。そして、人は夢に謙虚すぎます。心配しなくても、おせっかいなことに周りの人たちがしっかりリミッターをかけてくれます。ですから、自らリミッターをかけてしまうのはもったいないことではありませんか。

  ライブレボリューションは「宇宙一の企業」となることを目指しています。

  今でこそ、「宇宙一の企業を目指しています」と口にすると「それは売上ですか」と聞いてくる人がいます。「宇宙一」という表現が一般化してきたからでしょう。以前は「宇宙一の企業を目指しています」というと、皆きょとんとした顔をするだけでした。

  私がそれを口にし始めたとき、ネットで検索してもそのような表現を使っている人は誰もいませんでした。ところが、私がインタビューされたときや講演会に呼ばれたときに「宇宙一」と発言していたことから世の中に広まっていったのでしょう。「宇宙一簡単な本です」「宇宙一のアイドルです」といった表現が使われるようになりました。

  宇宙一の企業というのはマーケティング効果を狙ったものではありません。ちゃんとした理由があります。簡単に言うと、人類は将来宇宙に進出し、月や火星に住むようになります。そうすると地球上だけはなく、惑星間で経済競争が起こります。ですから、将来は必ず宇宙規模でナンバーワンの企業を目指す必要があると考えました。だから、「宇宙一」と言ったまでです。少し考えればあたりまえの話ではないでしょうか。それを今から真剣に考えているというわけなのです。

  求人広告には堂々と「宇宙一」の表現を使っています。そして、たくさんの方が応募してきてくださいます。求人広告を見た人の中には「なにが宇宙一だ。できるはずがない」といって応募されない人もいるでしょう。それはそれで構わないと思います。価値観が合わないというだけの話ですから。

  私ははじめから宇宙一をあきらめている人ではなく、真剣に宇宙一に挑戦できる人と一緒に仕事をしたいのです。サン・テグジュペリの言葉に「世界を動かすたった一つのもの。それは情熱である」というのがあります。私は、これからも宇宙一への情熱を持っている人たちにメンバーとして加わってほしいと願っています。

  人は考えたことしか実現できませんから、私は宇宙一を考えることができる人と情熱を持って仕事に取り組みたい。そう考えられる情熱的なメンバーが一人ずつ加わり、「宇宙一を目指す仲間が宇宙一多い企業」となれば、いつか必ず「宇宙一の企業」になれると信じています。

 また、「それは売上ですか、利益ですか、従業員数ですか、時価総額ですか」という質問をしてくる方には、そのどれについてもはっきりと「ノー」と言っておきたいと思います。ライブレボリューションが目指す宇宙一というのは「愛されること」です。売上・利益・従業員数・時価総額といったものはその結果に過ぎません。結果としてそうなればありがたいことだと思います。

  もちろん、私の考える「愛される」というのはお客様に限りません。まず社内にいるメンバーから愛されることに注力します。メンバーから愛されない会社は、結局お客様からも愛されることはありません。同様に株主、取引先、ライブレボリューションと関わるすべての人たちから愛されることはないでしょう。身近な人たちから愛されるよう、小さなことから着実に実行してゆきます。

  たとえ売上や利益で宇宙一になれたとしても、愛される企業でなければ、ライブレボリューションが存在する意味はないと私は考えます。この点がガムシャラに規模を拡大している会社とは一線を画す、ライブレボリューションの経営の本質なのです。