スタートアップミーティング
残念ながら、社長の想いを明文化しただけでは価値観を統一することはできません。常に、社内の人たちに意識してもらうための工夫が必要なのです。
2002年につくった「ミッションステートメント」は、当社のホームページ上にアップしていたものの、いつしかその存在が忘れ去られていました。日常の会話の中で「ミッションステートメント」の中に書かれている言葉が引用されることもありませんでした。おそらく、ホームページに掲載するだけでは、どこの企業にでもありそうな「五箇条」を立派な額縁に入れて、社長室の壁に飾っておくのとあまり変わらないでしょう。
そこで、『LR HEART』をつくる際には、リッツ・カールトンのスタイルを取り入れ、八つ折のラミネートカードに明文化しました。これで、いつでも肌身離さず『LR HEART』を持ち歩けるようになったわけです。より「自分の心」として受け入れやすくなったと思います。
ところが、それだけでもまだ足りません。もうひとつ大切なことがあります。
私が、リッツ・カールトンの人事部長さまから教えていただいた話の中に、『ラインナップ』というものがありました。リッツ・カールトンでは、セクションごとに毎日必ず15~20分くらいかけて朝礼のようなものを仕事の前に行っています。彼らはそれを『ラインナップ』と呼んでいます。ただ、中身は一般的な朝礼とは異なります。
それはディスカッションスタイルになっており、司会進行役が投げかけた質問についてみんなで話し合うとのことでした。上司が一方的に社内の伝達事項を従業員に伝えるような一般的な朝礼のスタイルとは一線を画すものです。このラインナップでは、『クレドカード』の中から毎日日替わりでテーマを選び、ディスカッションが行われているとのことでした。このようなスタイルを繰り返すことで、それぞれのテーマの意味を理解し、自分のものとして受け止められるようになるわけです。
ライブレボリューションでは、このリッツ・カールトンのラインナップにならい、毎朝「スタートアップミーティング」(通称「朝会」。以下、朝会という)として実施することにしました。当社はまだ規模が小さく、すべてのメンバーの始業時刻が同じということもあって、午前9時30分から全員で行っています。
朝会自体は、2004年1月6日から社内の情報共有の一環として始めていました。しかし、この場で理念や価値観について語られることはありませんでした。そこで『LR HEART』をつくったのを機に、2005年4月から新しいスタイルの朝会に切り替えました。
新しいスタイルになった朝会では『LR HEART』の内容を、毎日1ページずつ読み合わせするようにしています(全部で16ページあるが、実際には背表紙があるため、内容としては15ページ分となる)。
朝会が始まるとまず、発表者が全員の前に立ち、当該ページを読み上げます。次に、その内容に関連する自分の体験談等を3分ほどで発表します。この発表を私は楽しみにしています。別にウケを狙う必要は全くないのですが、よく笑いが巻き起こります。発表が終わると全員で拍手し、私がその日のページに関連する話をします。これで、全員での朝会は終了。続いてユニットごとにわかれて、ユニットメンバーのその日のスケジュール等をユニットリーダーが確認します。ディスカッションスタイルをとっていないことが、リッ
ツ・カールトンのラインナップとの大きな違いといえるかもしれません。
ライブレボリューションの規模がより大きくなった際には、そちらに切り替えることも検討したいと思っています。ただ、今のところはこのやり方でも十分に『LR HEART』が浸透していると思います。
大切なのは、読み合わせの繰り返しを通じて、毎日『LR HEART』の内容に触れてもらうことです。『LR HEART』は、そのページ数からもわかるように、毎日すべての項目を読み合わせることはできません。ですが、その一部に触れてもらうだけでも大変な意義があります。
「今日はこのページの内容をテーマに仕事をしよう」
このように、1ページでも一日中しっかり意識して行動できれば、何も意識していないよりもよい一日が過ごせるのではないでしょうか。
ちなみに、『LR HEART』の「基本原則」には次のような項目があります。
「基本原則」22項
身の回りの整理整頓と職場の清潔さを保つことに気を配ります。毎日の整理整頓が、効率よく仕事をすることに繋がります。オフィスには、お客様や入社を希望するメンバーが見学に来ることもあるため、清潔さを保つことはとても大切です。
私は、この22項を読むたびに、はっとさせられます。そして、自分の身の回りだけでなく、職場の環境にも気を配ります。やはりその日は一日中、身の回りの整理整頓や職場の清潔さが気になって仕方なくなります。そして、案外きちんとできていないと反省します。15日に一回でもこのように気付かされる機会が得られることは、貴重なことだと思う次第です。
『LR HEART』の読み合わせは15日で一周するため、年間の営業日数を240日と仮定した場合、なんと1
6回も繰り返すことになります。
人間は、良くも悪くも忘れる生き物です。ですから、「一度読んだから」「一度身につけたから」といって油断していると、ついつい「あたりまえのことすらできていない」という状態に陥ってしまいがちです。同じものを何度も繰り返して読むことはとても地道な作業ですが、価値観を統一する上では最も重視するべき大切なプロセスなのです。
2002年につくった「ミッションステートメント」は、当社のホームページ上にアップしていたものの、いつしかその存在が忘れ去られていました。日常の会話の中で「ミッションステートメント」の中に書かれている言葉が引用されることもありませんでした。おそらく、ホームページに掲載するだけでは、どこの企業にでもありそうな「五箇条」を立派な額縁に入れて、社長室の壁に飾っておくのとあまり変わらないでしょう。
そこで、『LR HEART』をつくる際には、リッツ・カールトンのスタイルを取り入れ、八つ折のラミネートカードに明文化しました。これで、いつでも肌身離さず『LR HEART』を持ち歩けるようになったわけです。より「自分の心」として受け入れやすくなったと思います。
ところが、それだけでもまだ足りません。もうひとつ大切なことがあります。
私が、リッツ・カールトンの人事部長さまから教えていただいた話の中に、『ラインナップ』というものがありました。リッツ・カールトンでは、セクションごとに毎日必ず15~20分くらいかけて朝礼のようなものを仕事の前に行っています。彼らはそれを『ラインナップ』と呼んでいます。ただ、中身は一般的な朝礼とは異なります。
それはディスカッションスタイルになっており、司会進行役が投げかけた質問についてみんなで話し合うとのことでした。上司が一方的に社内の伝達事項を従業員に伝えるような一般的な朝礼のスタイルとは一線を画すものです。このラインナップでは、『クレドカード』の中から毎日日替わりでテーマを選び、ディスカッションが行われているとのことでした。このようなスタイルを繰り返すことで、それぞれのテーマの意味を理解し、自分のものとして受け止められるようになるわけです。
ライブレボリューションでは、このリッツ・カールトンのラインナップにならい、毎朝「スタートアップミーティング」(通称「朝会」。以下、朝会という)として実施することにしました。当社はまだ規模が小さく、すべてのメンバーの始業時刻が同じということもあって、午前9時30分から全員で行っています。
朝会自体は、2004年1月6日から社内の情報共有の一環として始めていました。しかし、この場で理念や価値観について語られることはありませんでした。そこで『LR HEART』をつくったのを機に、2005年4月から新しいスタイルの朝会に切り替えました。
新しいスタイルになった朝会では『LR HEART』の内容を、毎日1ページずつ読み合わせするようにしています(全部で16ページあるが、実際には背表紙があるため、内容としては15ページ分となる)。
朝会が始まるとまず、発表者が全員の前に立ち、当該ページを読み上げます。次に、その内容に関連する自分の体験談等を3分ほどで発表します。この発表を私は楽しみにしています。別にウケを狙う必要は全くないのですが、よく笑いが巻き起こります。発表が終わると全員で拍手し、私がその日のページに関連する話をします。これで、全員での朝会は終了。続いてユニットごとにわかれて、ユニットメンバーのその日のスケジュール等をユニットリーダーが確認します。ディスカッションスタイルをとっていないことが、リッ
ツ・カールトンのラインナップとの大きな違いといえるかもしれません。
ライブレボリューションの規模がより大きくなった際には、そちらに切り替えることも検討したいと思っています。ただ、今のところはこのやり方でも十分に『LR HEART』が浸透していると思います。
大切なのは、読み合わせの繰り返しを通じて、毎日『LR HEART』の内容に触れてもらうことです。『LR HEART』は、そのページ数からもわかるように、毎日すべての項目を読み合わせることはできません。ですが、その一部に触れてもらうだけでも大変な意義があります。
「今日はこのページの内容をテーマに仕事をしよう」
このように、1ページでも一日中しっかり意識して行動できれば、何も意識していないよりもよい一日が過ごせるのではないでしょうか。
ちなみに、『LR HEART』の「基本原則」には次のような項目があります。
「基本原則」22項
身の回りの整理整頓と職場の清潔さを保つことに気を配ります。毎日の整理整頓が、効率よく仕事をすることに繋がります。オフィスには、お客様や入社を希望するメンバーが見学に来ることもあるため、清潔さを保つことはとても大切です。
私は、この22項を読むたびに、はっとさせられます。そして、自分の身の回りだけでなく、職場の環境にも気を配ります。やはりその日は一日中、身の回りの整理整頓や職場の清潔さが気になって仕方なくなります。そして、案外きちんとできていないと反省します。15日に一回でもこのように気付かされる機会が得られることは、貴重なことだと思う次第です。
『LR HEART』の読み合わせは15日で一周するため、年間の営業日数を240日と仮定した場合、なんと1
6回も繰り返すことになります。
人間は、良くも悪くも忘れる生き物です。ですから、「一度読んだから」「一度身につけたから」といって油断していると、ついつい「あたりまえのことすらできていない」という状態に陥ってしまいがちです。同じものを何度も繰り返して読むことはとても地道な作業ですが、価値観を統一する上では最も重視するべき大切なプロセスなのです。



