ユニバーサルスタンダード
私はこれまで、「理想の企業とはどのようなものなのか」ということを考え続けてきました。そこで、まず私が目指すべき理想の企業を『アイディアルカンパニー(Ideal
Company)』と呼ぶことにしました。
起業後、やがて私は「ライブレボリューションを宇宙一愛される企業にする」というビジョンを掲げるようになりました。特にこだわったのは「愛される」ということです。
営利企業ですから、売り上げや利益を追い求めることはとても大切なことです。私たちの活動がお客様の役に立ち、それが売り上げや利益と結びつかなければ、ライブレボリューションの存在価値はないと思っています。
これまで経営してきた中で、売り上げや利益を得ることの大切さを身に染みてわかっているつもりです。しかし、それだけが大切なのではないということもわかりました。江戸時代の9代目米沢藩主・上杉鷹山について書かれた小説を読んだことがそのきっかけの一つです。
2003年12月7日、私は『小説 上杉鷹山』(童門冬二著・集英社)を読んでいて、とても感動しました。起業してから毎日欠かさずつけ続けている私の日記には、次のような感想が書いています。
「心が洗われるというか、本当に藩主がこんな人だったら、みんな幸せだろうなと思った。私も上杉鷹山のような経営者でありたい」
その上杉鷹山に関して、こんなエピソードがあります。
アメリカの故J・F・ケネディ大統領が、日本人記者団から「最も尊敬する日本人は誰か」という質問を受けたとき、彼は「ウエスギヨウザン」と答えました。ところが、その場に居合わせた記者団は「ウエスギヨウザン」を知らなかったそうです。日本でもあまりメジャーとはいえない上杉鷹山を、どうしてケネディ大統領は知っていたのでしょうか。実は、内村鑑三(1861年−1930年)が1908年4月29日に刊行した英文著作"Representative Men of Japan" において上杉鷹山が紹介されており、これを読んだケネディ大統領はとても感動したと言われています。
さらに、私の日記には、要約するとこのような感想が綴られていました。
「鷹山のスタイルは『愛』がベースになっている。私にはまだうまく理解できていないかもしれないが、とにかく愛を感じた。藩士や藩民の父になろうというその心構えに共感を覚えた。私もライブレボリューションのみんなを父の愛で包んであげられるような経営者になりたいなと思った。
鷹山は心優しい人でありながらも、次々と改革を断行していく。しかも愛を持って成し遂げてゆく。自分の利益のことばかり考えている人間にはきっと一生たどり着くことのできない境地なのだろう。すごい。
世の中には、悪気は無くとも悪いことをしてしまう人たちもいる。そんな悪気のない行動に対して、どう対応してゆけばよいのだろうか。どんな人間でも愛するべきなのだろうか。愛については、これから探求するべきテーマなんだと思う。私はまだ愛を深くわかっているわけではない」
この本を読んでくださっている方の中には、上杉鷹山の名前は知らなくても、次の言葉は耳にしたことがあるでしょう。
成せばなる、成さねばならぬ何事も、成らぬは人のなさぬなりけり。
「グローバルスタンダード(世界標準)」と言えば、真っ先に思い浮かぶのが「米国流」といわれるやり方です。時代は違えど、そんな米国の大統領に感動を与えたのが上杉鷹山の「愛」をベースにした政治(改革)だったのです。私は、それを知ったとき、「愛をベースにした経営ってライブレボリューションでもできないかな」と思いました。
残念ながら、私はまだ「愛をベースにした経営」というものがどのようなものであるか、その全容を把握しているわけではありません。ですから、「これは愛をベースにしている」と思えたものを経営の中で少しずつ実践しているに過ぎません。「メンバー第一主義」「完全禁煙」「ノルマなし」「順位付けなし」「サービス残業なし」「決して怒らない」「メンバーによる民主的な給与制度(『Six Members Valuation』)」などがそうです。
私は、ライブレボリューションを宇宙一愛される企業にするために、まず私が最も身近な仲間であるライブレボリューションのメンバーを愛することから始めることにしました。
小説の中の上杉鷹山は、よく次のように語っていました。
「自分の藩政改革は、決して藩政府を富ませるためにおこなうのではなく、むしろ、藩民を富ませるためにおこなうものでなければならない」
この言葉を会社に置き換えて考えれば、「経営は、決して会社を富ませるためにおこなうのではなく、むしろ、従業員を富ませるためにおこなうものでなければならない」となるでしょう。それが正しいかどうかは別として、私はそうしたいと思いました。
もちろん、私の願いは、ライブレボリューションをメンバーからだけではなく、お客様や取引先、そして株主の皆さまからも愛される企業にしたいと思っています。しかし、「小さなことからコツコツと」という意味で、まずはライブレボリューションの父として、メンバーたちを愛することから始めました。そして、メンバーから愛される存在になりたいと思いました。いつか、それが本当に宇宙一愛される企業となることに通じているもの
と信じて。
私の目指す『アイディアル・カンパニー』となるには、これからも多数の革命的な経営手法を実践してゆかなければなりません。その過程で、もしかしたらライブレボリューションのやり方が「グローバルスタンダード」ならぬ「ユニバーサルスタンダード(宇宙標準)」と呼ばれる日がやってくるのではないかと密かに夢見ています。
「ライブレボリューションの経営のやり方のほうがいい」
そう言ってくださる人たちが増えれば、いずれそうなるのではないでしょうか。
「成せばなる」の精神で、これからも理想を追求し続けようと思います。
起業後、やがて私は「ライブレボリューションを宇宙一愛される企業にする」というビジョンを掲げるようになりました。特にこだわったのは「愛される」ということです。
営利企業ですから、売り上げや利益を追い求めることはとても大切なことです。私たちの活動がお客様の役に立ち、それが売り上げや利益と結びつかなければ、ライブレボリューションの存在価値はないと思っています。
これまで経営してきた中で、売り上げや利益を得ることの大切さを身に染みてわかっているつもりです。しかし、それだけが大切なのではないということもわかりました。江戸時代の9代目米沢藩主・上杉鷹山について書かれた小説を読んだことがそのきっかけの一つです。
2003年12月7日、私は『小説 上杉鷹山』(童門冬二著・集英社)を読んでいて、とても感動しました。起業してから毎日欠かさずつけ続けている私の日記には、次のような感想が書いています。
「心が洗われるというか、本当に藩主がこんな人だったら、みんな幸せだろうなと思った。私も上杉鷹山のような経営者でありたい」
その上杉鷹山に関して、こんなエピソードがあります。
アメリカの故J・F・ケネディ大統領が、日本人記者団から「最も尊敬する日本人は誰か」という質問を受けたとき、彼は「ウエスギヨウザン」と答えました。ところが、その場に居合わせた記者団は「ウエスギヨウザン」を知らなかったそうです。日本でもあまりメジャーとはいえない上杉鷹山を、どうしてケネディ大統領は知っていたのでしょうか。実は、内村鑑三(1861年−1930年)が1908年4月29日に刊行した英文著作"Representative Men of Japan" において上杉鷹山が紹介されており、これを読んだケネディ大統領はとても感動したと言われています。
さらに、私の日記には、要約するとこのような感想が綴られていました。
「鷹山のスタイルは『愛』がベースになっている。私にはまだうまく理解できていないかもしれないが、とにかく愛を感じた。藩士や藩民の父になろうというその心構えに共感を覚えた。私もライブレボリューションのみんなを父の愛で包んであげられるような経営者になりたいなと思った。
鷹山は心優しい人でありながらも、次々と改革を断行していく。しかも愛を持って成し遂げてゆく。自分の利益のことばかり考えている人間にはきっと一生たどり着くことのできない境地なのだろう。すごい。
世の中には、悪気は無くとも悪いことをしてしまう人たちもいる。そんな悪気のない行動に対して、どう対応してゆけばよいのだろうか。どんな人間でも愛するべきなのだろうか。愛については、これから探求するべきテーマなんだと思う。私はまだ愛を深くわかっているわけではない」
この本を読んでくださっている方の中には、上杉鷹山の名前は知らなくても、次の言葉は耳にしたことがあるでしょう。
成せばなる、成さねばならぬ何事も、成らぬは人のなさぬなりけり。
「グローバルスタンダード(世界標準)」と言えば、真っ先に思い浮かぶのが「米国流」といわれるやり方です。時代は違えど、そんな米国の大統領に感動を与えたのが上杉鷹山の「愛」をベースにした政治(改革)だったのです。私は、それを知ったとき、「愛をベースにした経営ってライブレボリューションでもできないかな」と思いました。
残念ながら、私はまだ「愛をベースにした経営」というものがどのようなものであるか、その全容を把握しているわけではありません。ですから、「これは愛をベースにしている」と思えたものを経営の中で少しずつ実践しているに過ぎません。「メンバー第一主義」「完全禁煙」「ノルマなし」「順位付けなし」「サービス残業なし」「決して怒らない」「メンバーによる民主的な給与制度(『Six Members Valuation』)」などがそうです。
私は、ライブレボリューションを宇宙一愛される企業にするために、まず私が最も身近な仲間であるライブレボリューションのメンバーを愛することから始めることにしました。
小説の中の上杉鷹山は、よく次のように語っていました。
「自分の藩政改革は、決して藩政府を富ませるためにおこなうのではなく、むしろ、藩民を富ませるためにおこなうものでなければならない」
この言葉を会社に置き換えて考えれば、「経営は、決して会社を富ませるためにおこなうのではなく、むしろ、従業員を富ませるためにおこなうものでなければならない」となるでしょう。それが正しいかどうかは別として、私はそうしたいと思いました。
もちろん、私の願いは、ライブレボリューションをメンバーからだけではなく、お客様や取引先、そして株主の皆さまからも愛される企業にしたいと思っています。しかし、「小さなことからコツコツと」という意味で、まずはライブレボリューションの父として、メンバーたちを愛することから始めました。そして、メンバーから愛される存在になりたいと思いました。いつか、それが本当に宇宙一愛される企業となることに通じているもの
と信じて。
私の目指す『アイディアル・カンパニー』となるには、これからも多数の革命的な経営手法を実践してゆかなければなりません。その過程で、もしかしたらライブレボリューションのやり方が「グローバルスタンダード」ならぬ「ユニバーサルスタンダード(宇宙標準)」と呼ばれる日がやってくるのではないかと密かに夢見ています。
「ライブレボリューションの経営のやり方のほうがいい」
そう言ってくださる人たちが増えれば、いずれそうなるのではないでしょうか。
「成せばなる」の精神で、これからも理想を追求し続けようと思います。



